音を出すために欠かせないアイテムであるリード。

このリードの状態でその日のコンディションが決まるといっても過言ではありません。

今回はそんなリードについて解説をしていきます。

【サックス】リードの基礎知識 選び方や育て方、調整の方法は?サックスを演奏する多くの人が抱える、リードの悩み。一度悩み出したら無限ループにはまってしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。今回はリードの基礎知識について見直してみました。...

今回解説するリードについて

サックスのリードと言っても様々なものがあります。

最近では樹脂製のものやハイブリッド系のリードなど素材も豊富です。

今回解説していくのはケーン(葦)で作られたリードについて解説していきます。

リードの寿命は?

まずはリードの寿命について解説していきます。

どこまでをリードの寿命とするかは人それぞれです。

一般的には音が出しにくくなってきたり、リードミスが増えてくるなど、演奏に支障をきたすようになってきたら寿命と考えることが多いと思います。

また、先端などが割れたり欠けたりした場合も寿命と思われます。

このような考え方から、具体的に「何時間吹いたから寿命」や、「開封からこれくらい経ったから寿命」というのは明言しにくい部分があります。

プロの方の中には明確に使用時間などから寿命を決めて、常に一定のコンディションを維持するという方もいらっしゃるようです。

しかし、最終的な判断は自分でする必要があるため、寿命の考え方も人それぞれと言えるでしょう。

リードは消耗品です。

特に初心者の方だと寿命に気づけずに、同じリードを使い続けてしまうということが起こりやすいです。

音の出にくいリードでの練習は効率を低下させたり、演奏方法によくない癖が付いてしまう場合もあるため、ご注意ください。

リードの管理方法について

ここからはリードの管理方法の一例を解説していきます。

選別方法

ご存知の方も多いと思いますが、リードにはあたりはずれがあります。

これは素材が天然由来のものであることや、製造時のカットによるものと言われています。

そのため、リードを購入したらまず選別が必要になります。

注意点として、リードの多くは海外で製造されています。

当然日本とは違う気候であることが多いです。

そこでおすすめなのが、リードを日本の気候に慣らしてから選別をすることです。

例えば1箱10枚入りを購入したら、高温多湿を避け風通しのよい場所で1~2週間ほど置きます。

これにより、植物の繊維が日本の気候に順応するため、使用し始めの急激な品質の変化を避けることができると言われています。

このようにしてからあたりのリードを選別します。

このときはずれだったリードはすぐに処分せずある程度残しておきましょう。

しばらく経ってから吹いてみたら意外とあたりだったという現象がなぜか起きることがあります。

また一部のはずれリードをあたりのリードに昇格させる方法もあります。

ローテーションをさせる

リードは1枚を常に使い続けるのではなく、複数枚をローテーションさせて使用するようにしましょう。

前述の通りリードにはあたりはずれがあり、そのあたりの中でも個体差があります。

そのため、同じリードを使い続けていると、そのリードでの演奏の癖ができてしまいます。

その使い続けていたリードが寿命などで使用できなくなってしまった場合、すぐに他のリードに切り替えるという事がしづらくなります。

また、リードは不慮の事故で失われることも少なくありません。

そうした事故が本場直線で起きることもあります。

そういった事態にすぐに対応するためにも常に複数の使えるリードを手元に持っておく必要があるのです。

保管の方法 その1

最後にリードの保管方法について解説します。

リードの保管についてはまずケースに収納することが大切です。

マウスピースにつけたままでの保管は傷をつけたり変形させてしまう原因になります。

リードは乾燥するときに繊維が締まるため縮みます。

その際にある程度平たい場所にリードがないと、先端が波打ってしまい、非常に演奏しにくいリードになってしまうことも少なくありません。

保管の方法 その2

皆さんはこのように感じたことはありませんか?

「前回吹いたときはよかったのに、久しぶりに吹いたら吹きづらくなってる…」

様々な要因が考えられますが、原因は乾燥によるものと思われます。

リードは水分を含むと膨張し、乾燥すると縮小します。

このサイクルを繰り返していくうちに繊維が切れることで寿命に至ります。

つまり、リードを極度に乾燥させることは寿命を短くしたり、質を大きく変えてしますことにつながります。

そこでご紹介したいのが調湿剤による管理です。

調湿剤とは文字通り湿度を調整してくれる役割をもっています。

葉巻用の調湿剤が安価でサイズも丁度良く、衛生的にも安全なためおすすめです。

湿度はいくつか選べますが、62%や58%がおすすめです。

あまり高い湿度を使用するとカビの原因になります。

また、調湿剤を使用する際は長期間放置はしないようにしましょう。

1週間ほどでしたら安全ですが、1カ月に一度しか使わない、という方の場合はカビが生えてしまうこともあるためご注意ください。

調湿剤を使用する際はリードケースごとジップロックに入れるのが最もお手軽ですが、調湿剤を入れることを想定した専用のリードケースも販売されています。

まとめ

いかがでしたか?

今回はサックスのリードについて解説させていただきました。

選別方法や保管方法などは人それぞれの方法があると思います。

皆様もいろいろと実験しながら自分に合った方法を見つけてください。

この記事が模索のヒントになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

静岡県 浜松市のサックス専門店

楽器工房 鰐田商店

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ABOUT ME
Ryusei
中学から吹奏楽部にてサックスを始める。中高と吹奏楽を学び、大学ではビッグバンドサークルに所属。その後は独学でフュージョン・スムースジャズを勉強中。吹奏楽、ジャズ、フュージョンと多くの音楽ジャンルを経験し、現在はその知見や楽器に関する知識を生かしサックス専門店にて勤務。