YAMAHAサックス82Zのカラーリング紹介
サックスを選ぶときに見た目を重視する方も多いと思います。
そこで今回はサックスの中でも屈指のカラーリングを持つYAMAHA 82Zを例にそのカラーリングをご紹介します。
YAMAHA 82Zとは?
82ZとはYAMAHAのカスタムシリーズ(上位グレード)の一つです。
カスタムシリーズは主に875系と82系に分かれています。
875系がクラシック向け、82系はジャズやポップス寄りの設計がされているといわれています。
具体的な特徴はジャズ・ポップス向けなだけあって抵抗感が小さく、レスポンスも早いです。
ジャズ・ポップス寄りとは言われていますが、上記のような特徴を好む方であればクラシックや吹奏楽でも十分ご使用いただけます。
サウンドは明るめで音の輪郭がはっきりした現代的なサウンドです。
音抜けも良くアタック部分が明確に出るため大編成の吹奏楽やビッグバンドなどでも音が埋もれにくい傾向にあります。
初代82Zと現行82Z
現在発売されているのは第2世代の82Zです。
2013年から販売されています。
この現行と初代の違いはいくつかありますが、最も大きな点はレゾネーターが変更されたことです。
初代まではプラスチックでしたが、現行からはメタルレゾネーターになりました。
これにより前述したようにレスポンスがよく明るいサウンドになりました。
初代のサウンドはビンテージのような粘り気のある太い音といった感じです。
どちらも良い楽器ですので選ぶ機会があればぜひ吹き比べてみてください。
82Zのカラーリングをご紹介
ここからはカラーリングの紹介をしていきます。
82Z
まずは一般的なゴールドラッカーの楽器です。
ラッカーとは樹脂を有機溶剤に溶かした塗料であり、これを楽器の表面に塗装して乾燥させたものをラッカー仕上げと呼びます。
このラッカーに色を混ぜることである程度、色をコントロールできます。
管楽器で主に使用されているのはゴールドラッカーと呼ばれるラッカーで文字通り黄金色をしています。
よくメッキと間違われる方もいらっしゃいいますがメッキとは全く異なる方法です。
特徴としては明るく軽やかな音です。
ラッカーはメッキと比べると軽いため抵抗感も少なく音も明るくなります。
82ZA
最近追加されたアンバーラッカーと呼ばれる方法で塗装しています。
通常のラッカーはラッカーを一度吹き付けて乾燥させますが、アンバーラッカーは一度吹き付けて乾燥させさらにその上にもう一度ラッカー処理を行います。
つまりラッカーの層が2層になっています。
見た目もやや濃い色になり、ビンテージ楽器を思わせるような渋いカラーになっています。
サウンドも通常のラッカーと比べるとややダークで落ち着いた音色になります。
ラッカーの層が増えることで重量が増えているためこのような傾向になると思われます。
一般的なラッカーの楽器よりもダークだがメッキの楽器ほど重くないため音抜けが良くまとまりのあるダークな音を実現しています。
82ZS
こちらは楽器全体を銀メッキ処理したモデルです。
メッキとは楽器の表面に別の金属の被膜を貼る処理のことを指します。
被膜を作る方法はいくつかありますが、楽器では主に電気の力で被膜を形成する「電解メッキ」という手法が用いられています。
金属の被膜ができるため、ラッカーに比べて重量が重くなり、抵抗感などは増えます。
しかし、重量が増した分パワーも増大するため大きな音量でパワフルな演奏をしたい方におすすめです。
メッキに使用する金属によってサウンドも変わってきますが、銀は特にダークでやわらかな音色になると言われています。
82ZUL
こちらはアンラッカーモデルです。
アンラッカーとは文字通りラッカー処理を施していないという意味で、下地の真鍮が剥き出しになっている状態の楽器です。
新品で購入すると表面がきれいで一見ラッカー仕上げのようにも見えますが、使用しているうちに表面に酸化被膜が形成されて見た目が変化していきます。
被膜の形成は人の皮脂によっても促進されるため使用後にクロスで磨くなどの手入れを怠ると均一な被膜ができないこともあります。
そういった手はかかりますが、自分だけの特別な楽器を育てるという楽しみは他では味わえません。
また、サウンドについても被膜の形成され具合で変わってくるため日々変化します。
その変化していく音色を味わえるのも他にはない面白さだと思います。
82ZB
こちらは管体にブラックラッカーと呼ばれる黒の塗料をラッカーに混ぜたものを表面に塗装しています。
キイやベルの内側はゴールドラッカー仕上げでインナーゴールドです。
ラッカーに混ぜる黒い塗料が粘り気をもつため音色にも影響を与え、通常のラッカーよりも音が硬くタイトになると言われています。
インナーゴールドとは
ベルの内側のみをゴールドにする塗装方法です。
メーカーによってベルの内側をゴールドラッカーにするか金メッキにするかは変わりますが手間と費用が掛かるため高級機の証とも言えます。
82ZG
こちらは全体が金メッキ仕上げのモデルになります。
金の価格高騰により楽器本体の価格もまさに桁違いです。
金メッキは華やかかつ音の遠達性が向上するという傾向にあります。
プロの奏者がよく金メッキの楽器を使用するのはそういった特性があるためと思われます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は82Zをテーマにサックスの表面処理の違いなどを解説させていただきました。
サックスには様々なカラーがあると知っていただけたと思います。
ぜひ楽器購入の参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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