当工房のメンテナンスパックとは?内容を詳しく解説
今回は当工房で行っている「メンテナンスパック」について解説していきます。
内容に関しても詳しく紹介しています。
メンテナンスパックについて
まずメンテナンスパックの概要について解説していきます。
メンテナンスパックとは
メンテナンスパックとは当工房オリジナルの、サックスをよい状態に保つためのメンテナンスがセットになったパックです。
楽器の使用頻度によって変わりますが1年から1年半に一度出していただくことを推奨しています。
メンテナンスパックの意義
このメンテナンスパックに定期的に出していただくとどのような意味があるのかをご説明します。
まず、サックスは定期的なメンテナンスが必須の楽器です。
メンテナンスをせずに使い続けると、音が出しづらくなったりします。
その状態でさらに使い続けると全タンポ交換や、オーバーホールなど大がかりな修理が必要になってしまう場合があります。
オーバーホールなどは高額で楽器をお預かりする期間も長くなってしまうためデメリットが大きいです。
定期的にメンテナンスに持ってきていただくと、その際に寿命になっているタンポなどを確認して交換することができます。
こうして小さな修理を積み重ねていけばオーバーホールなどの修理は不要になり、プレイヤー様の負担を小さくすることができます。
このような考えからお得なメンテナンスパックをご用意しております。
メンテナンスパックの内容
ここからはメンテナンスパックの内容について細かく解説していきます。
全分解クリーニング
当工房ではクリーニングもリペアの一つだと考えています。
特に管体やレゾネーターの汚れは蓄積すると音色にも影響を与える可能性があります。
分解してキイや管体、レゾネーターの清掃を行い、分解しなければ掃除できない所も磨き上げます。
衛生的にも安心して楽器をご使用いただくためにもクリーニングは大切な修理の一環だと考えております。
キイガタ調整
サックスは金属同士が組み合わされて作られています。
オイルやグリスなどは塗布されていますが、特に可動部などはパーツが摩耗してしまいます。
パーツが摩耗すると少しずつ小さくなるため、パーツ同士に隙間ができてガタつきが出てきます。
このわずかな隙間が音の伝達を妨げたり、ノイズの発生源になることもあります。
そのため、分解したときにこれらのガタを修正して、楽器の能力を最大限発揮できるようにします。
オイルやグリスは時間が経つと劣化したり、揮発したりします。
そのため長期間、注油を行わないとパーツ同士の摩耗が加速し。修正できる範囲を超えてしまう可能性があります。
その場合パーツ交換が必要になってしまいます。
オイルやグリスの交換は個人で行うのば限界があるため、定期的にメンテナンスに出しましょう。
ネック篏合調整
ネックの篏合部分は振動を伝達するために重要な部分です。
この部分がしっかりかみ合っていないと音の伝達効率が低下します。
特にマーチングや演出などで楽器を振ったりすると、ガタができたりネックが抜きにくくなることがあります。
これらは、ネックが歪むことで発生します。
このネックの歪みを修正することで、ネックの装着も容易になり楽器の性能を引き出します。
注油・組立
前述したようにオイルやグリスは時間が経つと揮発してしまいます。
また、劣化したり、パーツが削れた際の金属の粉が混ざることもあり、より早くパーツを摩耗させる原因にもなります。
こうした古いオイルを除去して新しいオイルを入れながら組み立てを行います。
組立時にタンポがズレたりしてトーンホールが閉まっていない場合は、合わせ直しを行いながら組んでいきます。
全体調整
組みあがったら最後にもう一度細部の確認をしながら調整をしていきます。
バネの圧力や細かなバランス調整などを丁寧に行います。
全体調整が終わったら、お客様へ納品する前に拭き上げをおこないます。
作業中についた指紋やオイルなどを丁寧に拭き取り完成となります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は当工房で行っているメンテナンスパックについてご紹介してきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
静岡県 浜松市のサックス専門店
楽器工房 鰐田商店
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