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サックスマウスピースの構造を知ろう!ジャズ向けとクラシック向けの違いは?

サックスのマウスピースは、音色全体の傾向を決定づける重要なパーツです。

たくさんのメーカーからそれぞれに特色を持ったマウスピースが発売されているため、マウスピース選びはサックスプレイヤーのメジャーな悩みの一つではないでしょうか?

また、初心者の方こそ適切なマウスピース選びが上達へとつながります!

マウスピースを選びの際にはその構造を理解しておくことで、より自分に合った物を見つけることができるかもしれません!ぜひ知っておきましょう。

今回は【サックスマウスピースの構造を知ろう!ジャズ向けとクラシック向けの違いは?】についてご紹介します!

サックスマウスピースの構造を知ろう!

サックスのマウスピースは、各部の構造の違いによって音色や吹奏感に大きな影響を与えます。各部の構造について見て行きましょう。

引用元:genta-sax.jp

材質による違い

サックスのマウスピースは主にハードラバー(エボナイト)と、メタル(真鍮、銅、合金など)の2種類が主流で、材質の違いは音色に様々な特徴を与える最初の要素となります。

ハードラバーは「エボナイト」とも呼ばれ、太い音色、温もりのある響きが得られます。一方のメタル系は、音の輪郭がはっきりとしており、直線的なイメージの傾向にあります。

メタル系はメッキなどの仕上げによるバリエーションも豊富で、同じモデルでも仕上げにより響きや艶に違いがあります。

ティップオープニング

マウスピースとリードの先端の幅、開きを指し、吹奏時の息の量や音量に関係します。

広いものはパワフルで豊かなサウンドを出しやすい反面、大量の息を必要とし、コントロールも難しい傾向にあります。

対して、オープニングが狭いものは明るい響きを持ちますが、当然広いものよりも入る息の量が少ないため、効率よく鳴らす事が求められます。コントロールしやすい傾向にあるので、特に初心者は狭めの物を選ぶと良いでしょう。

フェイシング

リード先端部分から、リードとマウスピースの接点までの長さです。この長さがリードが振動する幅となるため、吹いた時の反応や抵抗感に影響を与えます。

短い物ほど明るいクリアな音色が得られ、長くなるにつれてダークで深みのある音色になっていきます。

また、横から見た時のフェイシングのカーブの度合いや形状によっても変化します。主にショート、ミディアム、ロングの3タイプに分かれます。

ティップレール

マウスピース先端部、湾曲している部分です。

この幅が狭いと息を入れた時の反応が良くなりますが、その分コントロールが難しくなり、幅が広いと安定感が増しコントロールしやすくなります。リードミスもしにくい傾向となります。

バッフル

ティップオープニングからチェンバーへ至るまでのマウスピース内部上面を指します。

バッフル位置が低くなると息が通る空間の容積が狭くなり、柔らかでぬくもりある音色が得られます。(ローバッフル)

反対にバッフルが高くなると明るく力強いエッジの効いた音色がえられるため、ソウル、フュージョン、ファンク、ロックなど電子楽器の多いジャンルで良く使用されます。(ハイバッフル)

後述のチェンバーとの組み合わせで音色に大きな影響を与えます。

チェンバー

リードが振動した時に最初に共鳴する、マウスピースの内面の空洞になっている部分です。

チェンバー容積が狭いと華やかかつ明るい音色、チェンバー容積が広いと太くダークな傾向の音色となります。当然広くなるにつれ必要な息の量も増すので、コントロールも難しくなっていきます。

主にスモール、ミディアム、ラージの3つに分かれ、バッフルとの組み合わせで音色に多大な影響を与える、マウスピースにおいて重要な要素になります。

また、内面の形状にも様々なパターンがあり、それぞれに特色があります。

チェンバーの構造

引用元:野中貿易公式ホームページ

この他にもチェンバーにはメーカー独自の形を持つものも多く、メーカーによる違いが最も色濃く反映されている部分でもあります。

バッフルとチェンバーの一般的な組み合わせ

  • ハイバッフル・スモールチェンバー
  • ローバッフル・ラージチェンバー

マウスピースの特徴に対するリードの選び方

オープニングが広いマウスピースには柔らかめ(番手の低い)のリード、オープニングが狭い場合には硬め(番手の高い)のリードが音を出しやすいと言われています。

また、セルマー、バンドレン等のフランス製のマウスピースにはフランス産のリード、メイヤー、オットーリンク等のアメリカ製マウスピースにはリコなどアメリカ産のリードが愛称が良い、というお話もあるので、参考にしてみてください!

ジャズ向けとクラシック向けの違いは?

サックスのマウスピースは、大きく分けてジャズ向けと吹奏楽・クラシック向けに大別されます。

ジャズ向けは総じて音程や音量の幅が広く、表現の幅も自由度が高い反面、コントロールに技術を要します。

それぞれのマウスピースによって個性が色濃く現れるため、音作りの楽しみが広がります。オープニングは広く、フェイシングは長い傾向にあります。

クラシック向けは正確な音程やコントロール、細やかな表現に向く反面、ジャズ向けほどの音量は出せませんが、サックスの吹奏法の大事な要素である「響かせる」感覚が学びやすいです。

オープニングは狭く、フェイシングは短めな傾向にあります。

おすすめのマウスピースについてはこちらの記事でご紹介しています。ぜひご覧ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。大半の楽器は購入した際に付属でマウスピースがついてきますが、必ずしもその楽器に対してのベストなわけではありません。

自分に合ったマウスピース選びは上達に大きく関係してきます。この記事をお読みの方が良いマウスピース選びが出来るよう祈っております。

今回は【サックスマウスピースの構造を知ろう!ジャズ向けとクラシック向けの違いは?】についてご紹介しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ABOUT ME
wanitaro
wanitaro
楽器工房 鰐田商店代表。某楽器総合メーカーにて管楽器修理技術を習得したのち独立、サックスの修理・調整を得意とする他、自身でも演奏活動を行っています。その傍らフリーランスWebライターとしての活動も行っており、ブログ執筆、HP作成等も得意としています。