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耳コピをしよう!やり方のコツとおススメの練習方法をご紹介

こんにちは!今回の記事では、

  • 耳コピーに挑戦したいけどどのようにやっていったら良いかわからない
  • また耳コピをやったことがあるけれどなかなか上手くできない

というかた向けに【耳コピをしよう!やり方のコツとおススメの練習方法】についてご紹介させていただきます。

耳コピをしよう!

耳コピとは?

まず本記事のテーマである耳コピーを簡単に説明させていただきます。

耳コピーとは、音源(CDやYouTube、レコード等)を聴きとり真似をして演奏すること、楽譜に書き起こす事を言います。

この耳コピーはジャズの演奏をする練習方法としてはとても一般的なものではあるのですが、苦手だというかたも多い練習だと思います。

耳コピのメリット

耳コピーをやる事で期待できるメリットを挙げさせていただきます

  1. 自分の中にないボキャブラリー(引き出し)を増やしていく
  2. 音を認識する力をつける(イヤートレーニング)
  3. 良い音楽や音色のイメージを掴んでいく(音楽力の向上)

この様なポイントだと思います。

耳コピが【難しい】と感じるポイント

耳コピーについて難しいと感じるポイントは人それぞれ異なると思いますが多くの場合は3つの点についてだと考えられます。

  1. 音の高さを聴き取るのが苦手。
  2. 音は採れるけどリズムの書き方がわからない。
  3. 音を採ることも楽譜を書く事も苦手。

おおよそこの様な具合だと思います。

それぞれに訓練が必要ですが、今回は耳コピーをやっていく上でのオススメの方法や取り組み方の一例としてのアイデアを書かせていただきます。

また、耳コピーが出来てからの活用方法、練習方法もアイデアとして書かせていただきたいと思います。

やり方のコツとおススメの練習方法

先ず最初に耳コピーしたい音源を決めます。

そしてここからどの様な方法で音やリズムを認識していくか、という事についてお話をさせていただきます。

音を聴き採り、音源に合わせて演奏を練習していくステップは人によってやり方が異なる事だと思います。

今回は音を聴きとること(採譜)に時間がかかってしまう方に、やり方のアイデアを7つのステップに分けて解説をさせていただきます。

ステップ1 まずは何もせずに良く聴く

耳コピーをする時にいきなり楽器を吹きながら楽譜に書き起こしていく、そんな方法も間違ってはいないと思うのですが、私のオススメの方法は、先ずは楽器を持たずに音源だけを良く聴くという事です。

耳コピーの目的は音の高低を読み取り、リズムも認識して譜面に書き出す、だけでは無く演奏のニュアンスを自分の中にしっかりと取り込む事が最も重要なポイントです。

その為に、先ずは音源を良く聴きましょう。

できれば、本を読みながら、車を運転しながら、食事をしながらなどの、ながら聴きではなく集中して音楽の雰囲気を聴き込んでいきましょう。

目を閉じて集中して聴くのもオススメです。

最低でもこの方法で5回は音源を通して聴いてみてください。

ステップ2 口ずさみながら聴く

ここからはフレーズのイメージを捉えていく為の練習です。

ここでもまだ楽器は持たず、譜面にも書かずに音源に合わせて歌ってみましょう。

先述と同じで音の高低やリズムだけに捉われずに発音の雰囲気、音色の感じも良く聴き込んで、そのイメージを口ずさんで歌ってみましょう。

こちらもステップ1と同様に5回はやってみましょう。

ステップ3 楽器を吹きながら音を拾う

こちらのステップ3と、ステップ4は状況によって順番を変えても良いと思います。(後述)

ステップ1、2と音楽のイメージを掴んできた後は、楽器を吹きながら音の高低とリズムを探していきましょう。

フレーズを掴まえるコツは曲のトーナリティ(キー)を把握し、コード進行もわかればハーモニーも意識しながら音の予測と確認をしていきましょう。

この時点で音の高低だけで無く、吹きかたのニュアンスも真似していきましょう。

ステップ4 楽譜を書いていく

五線紙に音の高低とリズムを書きつつ譜面を作っていく。

ステップ3で音が確認できたら、譜面に書き起こして記録を作っていきましょう。

このステップ4は考え方がいくつか異なるやりかたがあると思います。

例えば、1フレーズ音が採れたら譜面書いていく方法や、曲全体を何も見ないで吹けるようになってから譜面に書き出す(これはウィントンマルサリスが推奨していますね)

様々なやり方がありますが、ここに関しては色々試されて決めていけば良いと思います。

因みに私は1.2時間たっぷりと練習時間が取れる時はなるべく長く覚えて吹けるように練習してから書くようにしており、2.30分の細切れ時間でしか練習ができない時はどんどん譜面に書き込むようにしております。

ステップ3で後述すると書いた、ステップ4を先にやる事についても解説させていただきます。

この方法は、音は出せないけど時間がある時の耳コピにオススメのやりかたです

音は適当で良いので、聞き取った雰囲気をどんどん楽譜に書き起こしていきます。

慣れるまでは音の高低の完璧さは求めずに、リズムには注意しながら採譜を進めていきましょう。

この耳コピ方法ではまずは全体像を作っておいて、後日音が出せる時に楽器を吹きながら音確認や譜面の修正をしていくというやりかたです。

なかなか譜面が完成しない、というかたにもオススメの方法です。

私は出先で30分ほど時間ができた時に音源を聴きながら五線紙にどんどん書き出していく練習をしております。

ステップ5  コードとフレーズの関係を分析する

書き出した譜面にコードをふることが出来れば、コードに対してフレーズが何度の音なのかも分析していきましょう

分析していく事で、様々な曲の中でのアドリブ演奏に活かせるようになっていきます。

このステップは特にやらない方も多いように感じますが、耳コピーをやった時にはセットで分析までしっかりやっていく事をオススメします。

最初は時間のかかる作業かもしれませんが、慣れてくるとフレーズを採りながら自然に認識できるようになってきます。

そうなるまでは、少し面倒に感じるかもしれませんが、じっくり取り組んでいきましょう。

ステップ6 気に入ったフレーズを他のキーに移調する

これは、耳コピーしたフレーズの中で気に入ったものを自分の引き出しにしていくために重要な練習です。

例えば耳コピーした曲のキーがCで、これから演奏したい曲のキーがGだとしたら、耳コピーしたままのCのフレーズではこれからのGの曲ではそのままは使えません。

そこで必要になる作業が、移調です。

仮にキーCの曲の中でフレーズ、ドレミファソーという音列があったとして、これをキーGに直すと、ソラシドレーという音の流れです。

このように、演奏したいキーに音を変えて(移調)演奏する事によって、耳コピーしたフレーズが多くの曲の中で使えるようになっていきます。

せっかく時間をかけて耳コピしたフレーズが1つのキーで終わってしまうのはもったいないですよね。キーは全部で12キーありますので移調ができれば一石二鳥どころか、一石十二鳥です。

この移調を通して、4.5曲から採譜したフレーズを寄せ集めて1曲のフレーズを作っていく事もトレーニングとしてオススメです。

ステップ7 気に入ったフレーズを崩していく

これができるとフレーズの応用力がついていきます。

ここは耳コピから自身のボキャブラリーを構築していくためにも大切なステップです。

この内容についてはフレーズを発展させていくためのアプローチノートの付け方をマスターする必要がありますので、改めて別の記事を書かせていただきたいと思います。

まとめ

耳コピについてのポイントいかがでしたでしょうか!

耳コピに慣れていないかたも、ジャズのアドリブ演奏のためにオススメの練習ですので少しずつチャレンジしてみてください!

今回は【耳コピをしよう!やり方のコツとおススメの練習方法をご紹介】についてまとめてみました。

最後までご覧いただきありがとうございました!

ABOUT ME
森山 瑞樹
森山 瑞樹
昭和音大卒業後、2017年短期渡米、NYで研鑽を積む。現在静岡、浜松を基盤に演奏、音楽教室講師を務める。クラシックサックスからジャズサックスへの奏法の違いを日々研究している。 好きな練習は『オーバートーン』。