こんにちは!今回の記事では、
- 耳コピーに挑戦したいけどどのようにやっていったら良いかわからない
- また耳コピをやったことがあるけれどなかなか上手くできない
というかた向けに【耳コピをしよう!やり方のコツとおススメの練習方法】についてご紹介させていただきます。
昭和音大卒業後、2017年短期渡米、NYで研鑽を積む。現在静岡、浜松を基盤に演奏、音楽教室講師を務める。クラシックサックスからジャズサックスへの奏法の違いを日々研究している。
好きな練習は『オーバートーン』。
耳コピをしよう!
耳コピとは?
まず本記事のテーマである耳コピーを簡単に説明させていただきます。
耳コピーとは、音源(CDやYouTube、レコード等)を聴きとり真似をして演奏すること、楽譜に書き起こす事を言います。
この耳コピーはジャズの演奏をする練習方法としてはとても一般的なものではあるのですが、苦手だというかたも多い練習だと思います。
耳コピのメリット
耳コピーをやる事で期待できるメリットを挙げさせていただきます
- 自分の中にないボキャブラリー(引き出し)を増やしていく
- 音を認識する力をつける(イヤートレーニング)
- 良い音楽や音色のイメージを掴んでいく(音楽力の向上)
この様なポイントだと思います。
耳コピが【難しい】と感じるポイント
耳コピーについて難しいと感じるポイントは人それぞれ異なると思
- 音の高さを聴き取るのが苦手。
- 音は採れるけどリズムの書き方がわからない。
- 音を採ることも楽譜を書く事も苦手。
おおよそこの様な具合だと思います。
それぞれに訓練が必要ですが、
また、耳コピーが出来てからの活用方法、
やり方のコツとおススメの練習方法
先ず最初に耳コピーしたい音源を決めます。
そしてここからどの様な方法で音やリズムを認識していくか、
音を聴き採り、
今回は音を聴きとること(採譜)に時間がかかってしまう方に、
ステップ1 まずは何もせずに良く聴く
耳コピーをする時にいきなり楽器を吹きながら楽譜に書き起こして
耳コピーの目的は音の高低を読み取り、
その為に、先ずは音源を良く聴きましょう。
できれば、本を読みながら、車を運転しながら、
目を閉じて集中して聴くのもオススメです。
最低でもこの方法で5回は音源を通して聴いてみてください。
ステップ2 口ずさみながら聴く
ここからはフレーズのイメージを捉えていく為の練習です。
ここでもまだ楽器は持たず、
先述と同じで音の高低やリズムだけに捉われずに発音の雰囲気、
こちらもステップ1と同様に5回はやってみましょう。
ステップ3 楽器を吹きながら音を拾う
こちらのステップ3と、ステップ4は状況によって順番を変えても
ステップ1、2と音楽のイメージを掴んできた後は、
フレーズを掴まえるコツは曲のトーナリティ(キー)を把握し、
この時点で音の高低だけで無く、
ステップ4 楽譜を書いていく
五線紙に音の高低とリズムを書きつつ譜面を作っていく。
ステップ3で音が確認できたら、
このステップ4は考え方がいくつか異なるやりかたがあると思い
例えば、1フレーズ音が採れたら譜面書いていく方法や、
様々なやり方がありますが、
因みに私は1.2時間たっぷりと練習時間が取れる時はなるべく長
ステップ3で後述すると書いた、ステップ4を先にやる事について
この方法は、
音は適当で良いので、
慣れるまでは音の高低の完璧さは求めずに、
この耳コピ方法ではまずは全体像を作っておいて、
なかなか譜面が完成しない、というかたにもオススメの方法です。
私は出先で30分ほど時間ができた時に音源を聴きながら五線紙に
ステップ5 コードとフレーズの関係を分析する
書き出した譜面にコードをふることが出来れば、
分析していく事で、
このステップは特にやらない方も多いように感じますが、
最初は時間のかかる作業かもしれませんが、
そうなるまでは、少し面倒に感じるかもしれませんが、
ステップ6 気に入ったフレーズを他のキーに移調する
これは、
例えば耳コピーした曲のキーがCで、
そこで必要になる作業が、移調です。
仮にキーCの曲の中でフレーズ、
このように、演奏したいキーに音を変えて(移調)
せっかく時間をかけて耳コピしたフレーズが1つのキーで終わって
この移調を通して、4.5曲から採譜したフレーズを寄せ集めて1
ステップ7 気に入ったフレーズを崩していく
これができるとフレーズの応用力がついていきます。
ここは耳コピから自身のボキャブラリーを構築していくためにも大
この内容についてはフレーズを発展させていくためのアプローチノ
まとめ
耳コピについてのポイントいかがでしたでしょうか!
耳コピに慣れていないかたも、
今回は【耳コピをしよう!やり方のコツとおススメの練習方法をご紹介】についてまとめてみました。
最後までご覧いただきありがとうございました!