サックスの音色の方向性を決定づけるパーツの中でも、かなりのウェイトを占めるリード。
ある程度吹けるようになってくると、マウスピースやリガチャーと合わせてセッティングを見直したくなる方は多いのではないでしょうか?
今回は【クラシック・吹奏楽向けおすすめのリード5選(アルト・テナーサックス)】についてご紹介していきます!
大垣女子短期大学音楽総合科卒業。
第16回長江杯国際音楽コンクール第5位。第61回大垣市新人招待演奏会出演。
これまでにサクソフォンを長瀬正典、渡邊愛子、遠藤宏幸に師事。
ヤマハ音楽振興会認定講師。浜松生涯学習音楽協議会指導員。
クラシック・吹奏楽向けおすすめのリード5選
クラシック、吹奏楽向けのサウンド造りに適しているリードを5つご紹介します!
バンドレン トラディショナル
通称「青箱」と呼ばれるリードです。サックスのリードのなかで最もポピュラーな品番です。
クラシック、吹奏楽、ソロなどジャンル問わず初心者からプロまで幅広いプレイヤーに選ばれています。初心者の方はまずこれを選んでおけば間違いありません。
バンドレン V12
通称「銀箱」と呼ばれるリードです。青箱と比べるとより柔らかな音色になるのが特徴です。キンキンする音色が苦手な方にお勧めの品番です。
バンドレン V21
数年前から発売されてる水色の箱が特徴のリードです。音色は青箱と銀箱の中間のような感じで、P(ピアノ)での演奏がしやすいなどの特徴があります。
青箱や銀箱と比べると同じ硬さ(番号)でも柔らかく軽い吹き心地なのでいつも使うものよりも一つ硬いものを選ぶことをお勧めします。(3→3.5など)
ダダリオ(RICO) Reserve【レゼルヴ】
音色はバンドレンの青箱とよく似ていますがRezerveのほうが少しだけ吹き心地が軽くシャープな音色です。
学生さんはもちろん多くのプロの方も愛用している人気の品番です。
レジェール シグネチャーモデル
樹脂(プラスチック)製のリードで一本で販売されています。
葦のリードと違い、湿度に影響されたり個体差がないうえに、欠けたり割れたり傷つかない限りずっと使うことができるので
とても経済的です。
また1/4刻みで硬さを選べるので自分にぴったりのリードを購入することができます。
バンドレンやダダリオよりも柔らかめに作られているため一つ硬いものを選びましょう(3→31/4)
音色は青箱などよりも輪郭がはっきりしていて吹き心地は息が入りやすく、低音域が出しやすかったり、タンギングがしやすかったりします。
クラシックではもちろん、吹奏楽でポップス曲を多く演奏される方には非常にお勧めです。
初心者の方はまず葦のリードに慣れてから試してみるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。クラシックや吹奏楽では最初にご紹介したバンドレンの「青箱」が鉄板と言われていますが、意外にも豊富な選択肢があるのがおわかりいただけるかと思います。
こちらの記事がセッティングを見直す際の一助になってくれれば幸いです。
今回は【クラシック・吹奏楽向けおすすめのリード5選(アルト・テナーサックス)】についてご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!