万を持して購入したサックスですが、一番最初に考える事は何でしょうか。
「コレどうやって吹くの?」ですよね、やっぱり。
楽器の組み立て方、構え方、音の出し方。サックスを吹くために知らなければならない事はたくさんあります。
始め方は人によって様々ですが、一般的にはどうなのか、他のこれから始める人はどうしているのかって、気になるところですよね!
そこで今回は「サックス初心者におすすめの始め方!教室には通うべきか、独学でも大丈夫?」について調べてみました!
サックス初心者におすすめの始め方!
憧れてサックスを始めた方の他、友人や家族から譲ってもらった、家の押し入れにしまってあった、など期せずしてサックスを手にした方もいらっしゃるかもしれません。
いずれにせよ、せっかくサックスを手にして音楽の世界の入り口に立ったのですから、吹けるようになって趣味として確立させて行きたい所ですよね。
ここでは、サックスが吹けるようになるまでの練習のプロセスについて見ていきましょう。
教室には通うべきか
サックスを始めよう!と思い立った時点で、音楽教室への入会を決めた方は一定数いるかと思います。
そうでない方も、ある程度続けて行くうちに音楽教室への入会は考えたことがあるのではないでしょうか?
結論から言うと、プロに習うのが上達の一番の近道です。
さらに、音楽教室の講師は演奏のプロというばかりでなく、「教えるプロ」でもあります。
サックス講師に付くにはもちろんお金がかかりますが、そのメリットとだいたいの料金についてまとめてみました。
大手音楽教室の場合
実は大手の音楽教室は、コストパフォーマンスに優れています。
最大手、ヤマハ大人の音楽教室を例に見てみましょう。
レッスン料金は、複数人で行うグループレッスンで、月3回、1回60分で8000円~。マンツーマンで指導を受けられる個人レッスンで、月3回、1回30分で10000円~。
他に入会金とテキスト代、レッスンの進行に応じてレパートリーの楽譜の料金等が発生します。
練習場所も、空いているレッスン室を格安でレンタルすることが出来ます。
他には定期的に成果を披露できる発表会の開催、体験レッスンや入会金・施設費が3か月無料の「音楽を楽しむ3か月レッスン」など各種プログラムも充実しています。
こうした観点から見てみると、思っていたよりコスパが良いのでは?と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
都市部であれば、大手の音楽教室は多数存在しますので、それぞれのメリットを見比べて選んでみるのもいいかもしれませんね。
個別レッスンの場合
街の音楽スタジオや講師の自宅、出張レッスンなど、講師が独自に生徒を募集しているパターンがこれに当たります。
メリットとしては、教室が指定するカリキュラムに関わらず、「自分が教えて欲しい事を教えてもらえる」という事です。
自分が吹けるようになりたい曲を真っ先に教えてもらう、基礎を強化したいので基礎練習を中心に、など、オーダーメイドの練習メニューを組んでもらう事ができます。
料金は講師によってまちまちですが、初心者向けレッスンですと、1回あたりおよそ30分~1時間で5000円~といったところでしょう。
練習については、音楽スタジオでは当日予約のみの個人練習が安く利用できるサービスを行っている所も多いので、探して利用することをおすすめします。
地方都市規模の街であれば、インターネットで検索すればスタジオ情報などと共に講師情報も一緒に出てくるかもしれません。
まずは講師を探すところから始めてみましょう!
独学でも大丈夫?
結論から言うと、意外と大丈夫です!まずは気合を入れる所から始めましょう!
今偉そうに「音楽教室は~」などと書いている私も、実は独学から始めました。
ではなぜ「講師に付いた方がいい」という記事を書いているのでしょうか?
それはやはり「その方が上達が早いから」です。
ただ、サックスを始めるにあたって色々とお金を使った上で、この上まだレッスン料となると、なかなかポーンと出せる人ばかりではありません。
そこで、独学を選択した方に必要と思われる情報をまとめてみました。何かのお役に立てば幸いです。
必要な情報を集めよう
一から独学でサックスを始める場合、教本もしくは入門書を最低でも1冊は持っておくべきです。
大型書店よりも、なるべく管楽器をメインに扱っている楽器屋さんの方が種類も豊富です。
出来れば、日本人のプロサックスプレイヤーが著者の物を選ぶと良いかと思います。
内容としては、
・マウスピースやリードの取り付け方等、楽器の組み立て方が書いてあること。
・運指表が分かりやすく掲載されていること
・練習用の曲が掲載されていること
・楽器の構え方が掲載されていること
この辺はチェックしておきましょう。意外と載っていないこともあったりします。
吹ける人を頼ろう
とはいえ、本からの情報のみ、というのにも限界があります。
吹いても吹いても上達しない、という時期も必ず来ます。
そういった時は、周りにサックスが吹ける人を探して頼ってみるのも一つの手です。
過去に吹奏楽部でサックスを吹いていた人もいいでしょう。なんにせよ、音楽をするにあたって、情報共有できる仲間は大切です。
機会を見つけて、仲間を増やして行きましょう!
練習場所を確保しよう
ある程度の音量があるサックスの練習において、これは誰でも悩みますよね。
ただ、最も「おすすめしない」練習場所が、野外です。
楽器の塗装面は日光に弱く楽器を痛めます。また、目に見えない塵やホコリが管体内部やタンポの隙間に侵入しやすく、定期点検に出したらとんでもない額を請求された、なんて事もあるかもしれません。
おススメの練習場所は、市町村が運営する公民館や文化センター。
こちらは登録が必要になることもありますが、場所によりますが1時間250円ぐらいからと、とんでもない格安料金で利用できます。
また、音楽スタジオの個人練習プランもおすすめです。
空いているスタジオで当日予約に限る、などの制約のある所もありますが、1時間あたり700円~1000円程度で、静かなスタジオでじっくりと自分の音を聞く事ができます。
また、スタジオの音響設備も使える所がほとんどなので、カラオケCD付きの楽譜を購入して、大音量の伴奏で演奏を楽しむ、というのもおすすめです!
いずれはプロに習おう
さて、ここまで独学でサックスを練習するコツをご紹介してきました。
ここまでしっかりやってくれば、よっぽどサックスが好きになっている事でしょう。
そして、同時にさらなる上達を望んでいる方もいるかと思います。
その中で、いずれ行き詰まる時が来たら、その時こそサックス講師の門戸を叩くといいかもしれません。
教えるプロが、新しいサックスの世界を見せてくれることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで、サックスを手にしてからの練習プロセスを見てきました。
いずれにせよ、「吹ける人に習う」ことが近道である、という事がお分かりいただけたかと思います。
習うにはお金がかかりますから、今の事情がそれを許さない方も多いと思います。
ただ、いつか練習に行き詰ったり、モチベーションが下がってしまった時、さらなる上達を願うようになった時にこの記事を思い出して欲しいと思います。
あなたが最初にサックスに対して抱いた思いと、実際に手にして見て、こんなはずじゃなかった、こんなに難しいとは思わなかったという現実。
そんな理想と現実のギャップを少しでも埋めるために協力してくれるのがサックス講師です。
楽しいサックスライフを送るための一つの手段として、そういった選択肢もあることを頭の片隅に留めておいてもらえれば、と思います!
今回は「サックス初心者におすすめの始め方!教室には通うべきか、独学でも大丈夫?」についてご紹介しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!