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聴いておきたいジャズサックスプレーヤー8選【アルトサックス編】

こんにちは!今回の記事では聴いておきたいジャズサックスプレーヤー、アルトサックス編を紹介させていただきます。

本当は50人ぐらい紹介したいのですが今回の記事では、まだジャズプレイヤーをあまり知らないかた向けに、8人紹介させていただきます。

同じアルトサックスでもそれぞれのプレーヤーのサウンドの違い、プレイスタイルの違いをじっくりとお聴きください。

そして、ご自身の好きな音のイメージを作っていただく一助になれば嬉しいです。

この記事の監修
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聴いておきたいジャズサックスプレーヤー8選

1、ジョニー・ホッジス(Johnny Hodges)

1906-1970年。22歳時からデュークエリントン楽団で活躍した。

伝説のクラリネット奏者ベニーグッドマンからは、最も偉大なアルトサックス奏者だ、と評された。

2、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)

1920-1955年。

ビバップを作り上げたミュージシャンの代表格。
クラシックサックスの神様、マルセルミュールもチャーリーパーカーの公演を観に行ったという逸話も残る。

3、アート・ペッパー(Art Pepper)

1925-1982年。

先述のチャーリーパーカーとほぼ同時期のアルトサックス奏者ながら、パーカーには聴かれないサウンドや音のニュアンスが特徴のジャズミュージシャン。

危うさと繊細さを合わせ持つ演奏は惹きつけられる物があり日本での人気が高い。

4、ポール・デスモンド(Paul Desmond)

1924-1977年。

テイクファイブのヒットで世界的に有名なアルトサックスプレーヤー、柔らかく甘いトーンと複合拍子のアドリブ演奏は他の追従を許さない。

5、キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)

1928−1975年。

弟のナット・アダレイと共に“Work Song”など多くのヒットを飛ばした、ファンキージャズ人気の立役者。

1958年発表のアルバム“Somethin’ Else”に収録された”枯葉“の演奏はジャズ史に永遠に語り継がれる名演である。

6、グローヴァー・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.)

1943-1999年。

ジャズフュージョン界において、スムースジャズの父といわれ、1982年発表されたアルバム”Winelight”収録のビル・ウィザースがボーカルの“Just the Two of Us”はグラミー賞を獲得した。アルトサックスのみならずテナーサックスも演奏をする。

7、デビット・サンボーン(David Sanborn)

1945年-

フュージョン界のスーパースターアルトサックス奏者。

歌心溢れるプレイと、唯一無二の音色にて奏されるサックスプレイは世界中にファンを増やし続けている。

8、ケニー・ギャレット(Kenny Garrett)

1960年-

先述のデビット・サンボーンとは全く異なる音色を持ちながらも、こちらのケニー・ギャレットも正に唯一無二のサウンドを持つアルトサックス奏者。

1987年帝王マイルス・デイビスのグループに加入。

どんなタイプの音楽の中でも光るサウンド、スピリチュアルな情熱溢れるプレイとオリジナル曲はジャズの枠を取り払うような独自の世界観を創り上げている。

まとめ

いかがでしたでしょうか、グッとくるプレイヤーに出会うことができたでしょうか?

今回は、聴いておきたいおすすめジャズサックスプレーヤーアルトサックス編、ということで8人を紹介させていただきました。

最後までご覧いただきありがとうございました!

ABOUT ME
森山 瑞樹
昭和音大卒業後、2017年短期渡米、NYで研鑽を積む。現在静岡、浜松を基盤に演奏、音楽教室講師を務める。クラシックサックスからジャズサックスへの奏法の違いを日々研究している。 好きな練習は『オーバートーン』。