XYZ アルトサックス徹底解剖!ラインナップもご紹介
2025年1月、世界的サックスプレイヤー松下洋氏&ニキータ・ズィミン両氏監修のもと、東京目白のサックス専門店「ムートンストア」から発売されたXYZ。SNSなどでも多くの反響を呼んでいます。
画期的な機構を持ちながら比較的手に入れやすい価格の楽器として、当店でも初心者から上級者・学生から大人まで幅広い方々の信頼と指示をいただいております。
春からの楽器選びの候補に挙がっている方も多いのではないでしょうか?
そんな方々に向けてこの記事ではXYZのアルトサックスにフォーカスして詳しく解説していきたいと思います。
XYZ アルトサックス徹底解剖!
XYZはソプラノサックスからテナーサックスまで発売されていますが、ここでは主にアルトサックスの機構に焦点を当てて紹介していきます。
ネックジョイント
XYZ全機種のネックジョイントはやや特殊な機構を搭載しています。
管体の外側に洋白のリングを取り付け、そのリングをネックスクリューで絞めたり緩めたりしてネックを固定しています。
この方法の利点として、360度から均等に力を加えることができるため従来の方法よりも振動の伝達性が高いことが挙げられます。
この機構はH.Selmer社のSupremeなどでも採用されています。
使用パッド
XYZで使用しているパッド(タンポ)はイタリアの老舗メーカPisoni社のProパッドです。
PisoniのパッドはSelmerやヤナギサワも採用していることから分かるように質の高い製品です。
彫刻
一般的なサックスでは彫刻はベル部分だけであったり、安価なグレードの機種にはそもそも彫刻がない場合が多いです。
しかし、XYZでは全機種共通でベルからネックに至るまで彫刻が施されています。
装飾は演奏者のモチベーションを維持してくれる重要な要素でもあります。
XYZアルトサックス ラインナップ
ここからはXYZのアルトサックスのラインナップについて紹介していきます。
XYZ Accent アクセント
販売価格165,000円(税込)
Accentで特筆すべきはそのお値段。先程紹介した特徴をそなえながら税込165,000円というお手頃な価格になっております。
XYZは倍の価格帯の楽器と互角に戦えるように、というコンセプトで販売されています。安価だからといって性能が劣るということはありません。
こちらのモデル、もちろん吹奏楽などでもおすすめですが、音の出しやすさからジャズなどで使用される方にも好評です。
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XYZ PRO プロ
販売価格298,000(税込)
特徴的なココボロウッドのキイボタンを搭載したPRO。一般的には白蝶貝やプラスチックを使用していますが、木材を使うことでやわらかな音色を引き出してくれます。
Accentと比べて若干重くつくられているため重厚な音色と抵抗感を持っています。やや赤みが強いラッカーを採用し高級感もアップしています。
こちらの機種もジャンルレスに活躍でき、価格や性能を考えてもバランスの取れた楽器です。
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XYZ Artist アーティスト
販売価格680,000円(税込)
Artistは松下洋氏とニキータ・ズィミン氏が最も力を入れて開発した楽器です。
「ソルダード・トーンホール」という現代では廃れてしまった技術を復活させた、プレイヤーのどんな要求にも答えてくれる一台です。
演奏者によって違った一面を見せてくれるこの楽器は、まさにアーティストのための楽器と言って間違いないでしょう。
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ソルダードトーンホールとは?
従来のトーンホールは管体を引っ張り上げて成形されていました(ドローン方式)。
そのためトーンホールに応力が残ったりと耐久性や音色に弱点がありました。
対してソルダードトーンホールは管体の一部をトーンホールにするのではなく、別パーツとして作ったトーンホールを管体に取り付けるという方法で作られています。
この方法ではドローン方式のような残留応力もなく効率的に音を出すことができ、より豊かで響きのある音色を生み出してくれます。
ちなみにソルダード方式は高級フルートなどで使用されている技術です。
かつては一部のサックスでも使われていましたが手間やコストの問題から現在ではほとんど見ることができなくなっていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
XYZについてはSNSでも話題になったことからご存知の方も多かったのではないでしょうか?
新規のブランドにふさわしい最新の技術と機構が搭載されたXYZについて少しでも詳しく知っていただけたら幸いです。
今回は主にアルトサックスについて解説させていただきました。
テナーサックスやソプラノサックス、カーブドソプラノサックスについてもとても良い楽器なので別記事で解説できたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

