サックスのマウスピースについて 専門店が初心者向けに解説!
今回はマウスピースの基本的な知識についての解説をしたいと思います。
サックスの音色を決定する最も重要なパーツであるマウスピース。
ジャンルを問わずたくさんの種類があり悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
そんな方々の助けになれば幸いです。
過去に似た内容の記事もありますのでそちらも是非読んでみてください。
目的に合ったマウスピース選び
マウスピースを選ぶにあたってまずどんなジャンルで使用するかを明確にする必要があります。
多くのマウスピースは構造などから向いているジャンルが決まっています。
それを知らずに購入してしまうと自分の思っていた音と違う…となってしまうかもしれません。
吹奏楽・クラシック向けマウスピース
吹奏楽・クラシック向けのマウスピースといえばSelmerのS90/S80やコンセプト、VandorenのAP3などが定番です。
これらはエボナイトと呼ばれるゴムの一種でできています。
プラスチックや樹脂と勘違いされやすいですが簡単に言ってしまうとものすごく硬いゴムです。
そして内部の構造も比較的落ち着いた音色がでるようになっています。
ジャズ系マウスピース
ジャズの定番と言えばメイヤーです。
こちらもエボナイト製のマウスピースですが、吹奏楽向けのマウスピースとは内部の構造が異なります。
詳しい内容は後述しますが、簡単に説明するとよりパワーがあり、大きな音量が出るように作られています。
さらに派手な音が出るマウスピースも?
今まで紹介したマウスピースよりもさらに派手な音で音量も大きなマウスピースもあります。
そういったマウスピースはフュージョンやロックなどで使われることが多いです。
マウスピースで音色が変化する仕組みを理解しよう
マウスピースで音色が変わるのは様々な要因が関係しています。
以下に主な要因をあげて解説していきます。
以下で紹介する要素以外にも多くの要素がありますが、記事が長く複雑になってしまうためここでは3つに絞ってご紹介します。
素材
マウスピースにはいくつか素材があります。
素材だけで音色が決まるわけではありませんが、大まかな特徴や傾向をご紹介します。
まずエボナイトは最も標準的な素材です。
音色はやわらかめで暗めな印象をもつ方が多いようです。
次に広く使われているのは真鍮です。
音色はやや硬く、エボナイトに比べると重量があるためより大きなパワーを得られます。
次はステンレスです。
腐食もしにくく強度も高いステンレスですが、音色はやや鋭いエッジのきいた音がします。
まれに総銀マウスピースもあります。
銀は音の輪郭がややぼやけて少し柔らかめの音になります。
金属特有のパワーを持ちながら、やわらかな響きも併せ持つ素材ですが、価格は高くなる傾向にあります。
バッフル
次に解説するのはバッフルです。
マウスピースの音色はこのバッフルで決まると言ってもいいほど重要な部分になります。
まずバッフルとはどこの部分かを下の画像で確認してみてください。
バッフルとはマウスピース内部の最初に息が入る部分です。
このバッフルの形状で音色が大きく変わります。
例えば↓の画像のように直線的で息の通り道が大きいバッフルをストレートバッフルと呼びます。
ストレートバッフルは吹奏楽向けのマウスピースなどで主に用いられ、落ち着いた音色になります。
次に↓の画像のような段差が付いていて息の通り道が小さくなっているバッフルををハイバッフルマウスピースと呼びます。
このようなバッフルだと息の通り道が狭くなるため、同じ量の息を入れたとしてもストレートバッフルと比べて息のスピードが上がるため派手な音になります。
ハイバッフルにも様々な形状がありますが画像のように段差が付いているものもステップバイステップと呼びます。
息の通り道が狭くなるほどより派手な音がすると言われていますが、音が不安定になりリードミスが出やすくなったりとコントロールの難易度があがります。
チェンバー(チャンバー)
チェンバーとはマウスピースから楽器に息が入っていく直前の部分です。
このチェンバーが狭いと明るくパワーのある音になります。
逆に広いチェンバーはダークで太い音が得られます。
また、上の画像のようにチェンバーの形状も様々なものがあります。
このチェンバーの形状・構造と先程紹介したバッフルでマウスピースの音色は決定されます。
まとめ
いかがでしたか?
今回はサックスのマウスピースについて初心者向けに解説してみました。
今回紹介した以外にもたくさんの要素でマウスピースの音色や特徴は構成されています。
興味がある方は是非調べてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


